Thereminiをテルミンにする方法

Thereminiは本物のテルミンじゃない、デジタルテルミンの音はあまり好きじゃないとか色々批判の多いThereminiですが、これをテルミンモードで工場プリセットで弾くと結構アナログテルミンと同じ反応にかなり近くなるのでお勧めです。
しかしこのテルミンモードは購入時のマニュアルにはなぜかあまり詳しく乗っていないのでここで紹介します。(下記リンクにはアフィリエイトリンクが含まれます)
テルミンモードを選択するには、SETUPボタンを押してADVANCED SETUPを有効にするためにEFFECTを押します。表示されたメニュー項目の中から「Theremin Mode」をONにするだけです。
一見何も変わったように見えないですが、この後はSETUPボタンを押すとTheremin Modeに切り替わります。Thereminiの標準モードではキーとスケールを選択することで、選択したキーの選択スケールの音階の音しか出せなくなります。
しかしこれをSETUPボタンを押してテルミンモードにすると、PITCH CORRECTIONノブでピッチを調整し、AMOUNTノブでVOLUMEを変更できるようになり、いわゆる普通のテルミンと同じ弾き方ができるようになります。この状態でPRESETノブで01 CLASSIC THEREMINの音色を選ぶことでかなりテルミンに近い演奏ができるようになります。
本物のテルミンをお持ちの方はVOLUMEとPITCHのノブの位置が逆になるので混乱するかもしれませんが、本物のアナログテルミンなどはもはや新品でも中古でもほとんど入手不可能になっているので、THEREMINIがほぼEtherwaveになるこのテルミンモードは非常にありがたいです。本物のテルミンとの一番の違いは大きさです。本体はたいして変わりませんがアンテナが短いので手を動かす範囲が若干シュリンクした空間で行うことになりますが、マトリョミンとテルミン程には空間差はないので実用の範囲に収まっていると思います。


